
Hawaii Department of Land and Natural Resources
マウイ島ラハイナのランドマーク、樹齢150年超のラハイナ・バニヤンツリー(Lahaina Banyan Tree)も2023年8月8日の火災で被災し焼けただれたものの現在もその場に立ち、残っている。
専門家によれば、週末に木を検査したところ樹皮のすぐ下の層である形成層に生きた組織を発見したとして、木には回復の見込みがあり希望を捨てる必要はないといとコメントしている。
ラハイナ・バニヤンツリーはハワイで最も古い木の一つで、1873年4月24日にカメハメハ大王の妻であるケオプオラニ女王の要請により開始されたラハイナでの最初のプロテスタント宣教の50周年を記念して植えられた。 当時その高さはわずか8フィート(2.4メートル)だったが現在は46本の大きな幹があり、高さ60フィート(18メートル)を超えている。

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現在専門家により木への毎日の水やりプログラムを策定され、給水車を活用して水を与え続ける予定。一番上の層の下の土は焼かれていないものの、さらに栄養を与えるために木の周りに2インチの堆肥の層を敷く。また、木に水をやる際に最適な排水ができるように、既存の土壌に空気を含ませるとしている。
ラハイナ・バニヤンツリーが完全に回復するかどうかはまだわからない。チームが復旧に尽力しているとはいえ、この木はまだ眠っていて回復の兆しを見せていない。しかし、人々が再びこの壮大なガジュマルの下に座ることができるという希望はあるとしている。



2023年8月8日に発生したマウイ島の林野火災に関する投稿